基本情報技術者講座
★ 猫本 3-02 補数と固定小数点(その1) ★
基本情報技術者 令和4年度6月免除 問3
2の補数で表された負数 10101110 の絶対値はどれか。
ア | 01010000 |
イ | 01010001 |
ウ | 01010010 |
エ | 01010011 |
解説
(頭の準備体操)
負数の絶対値(2の補数表現):2の補数をとる。
元の数(負数):「10101110」
ビットを反転させる(1の補数):「01010001」
1を加える(2の補数):「01010010」
よって,ウである。
解答
ウ
基本情報技術者 平成30年度春期 問1
ある整数値を,負数を2の補数で表現する2進表記法で表すと最下位2ビットは"11"であった。10進表記法の下で,その整数値を4で割ったときの余りに関する記述として,適切なものはどれか。ここで,除算の商は,絶対値の小数点以下を切り捨てるものとする。
ア | その整数値が正ならば3 |
イ | その整数値が負ならば-3 |
ウ | その整数値が負ならば3 |
エ | その整数値の正負にかかわらず0 |
解説
(頭の準備体操)
具体的な例で考えると,問題が易しくなる。
4ビットの2進数(2の補数表現)で考える。
・数値が正のとき(最左ビットが0),「0011」で考える。
10進数に変換すると3
3÷4は,商が0,余りが3(除算の商は,絶対値の小数点以下を切り捨てる)
・整数値が負のとき(最左ビットが1),「1011」で考える。
対となる正数を求めるには,ビットを反転させ,1を加える。
1011 →(ビット反転)→ 0100 →(+1)→ 0101
2進数「1011」を10進数に変換すると5となり,「1011」は10進数に変換すると-5
-5÷4は,商が-1,余りが-1(除算の商は,絶対値の小数点以下を切り捨てる)
よって,アである。
解答
ア