基本情報技術者講座
★ 猫本 2-03 記憶管理(その1) ★
基本情報技術者 平成29年度春期 問15
ページング方式の説明として,適切なものはどれか。
ア | 仮想記憶空間と実記憶空間を,固定長の領域に区切り,対応づけて管理する方式 |
イ | 主記憶装置の異なった領域で実行できるように,プログラムを再配置する方式 |
ウ | 主記憶装置を,同時に並行して読み書き可能な複数の領域に分ける方式 |
エ | 補助記憶装置に,複数のレコードをまとめて読み書きする方式 |
解説
ア | ページング方式(正解) |
イ | 動的再配置 |
ウ | メモリインタリーブ |
エ | ブロッキング(ブロック化) |
解答
ア
基本情報技術者 平成29年度秋期 問20
ページング方式の仮想記憶において,ページフォールトの発生回数を増加させる要因はどれか。
ア | 主記憶に存在しないページへのアクセスが増加すること |
イ | 主記憶に存在するページへのアクセスが増加すること |
ウ | 主記憶のページのうち,更新されたページの比率が高くなること |
エ | 長時間アクセスしなかった主記憶のページをアクセスすること |
解説
ページフォルト:仮想記憶管理において,主記憶に存在しないページのアクセスによって生じる割込み
よって,アです。
解答
ア
基本情報技術者 平成28年度秋期 問19
LRUアルゴリズムで,ページ置換えの判断基準に用いられる項目はどれか。
ア | 最後に参照した時刻 |
イ | 最初に参照した時刻 |
ウ | 単位時間当たりの参照頻度 |
エ | 累積の参照回数 |
解説
LRU(Least Recently Used):最後に参照されてから最も長い時間が経過したページを追い出すアルゴリズム
よって,アです。
解答
ア
基本情報技術者 平成29年度春期 問19
仮想記憶方式のコンピュータにおいて,実記憶に割り当てられるページ数は3とし,追い出すページを選ぶアルゴリズムは,FIFOとLRUの二つ考える。あるタスクのページアクセス順序が
1, 3, 2, 1, 4, 5, 2, 3, 4, 5
のとき,ページを置き換える回数の組合せとして適切なものはどれか。
解説
丸付き数字は,置き換えたページを表す。
FIFO(First-in First-out):主記憶に読み込んでから最も長い時間が経過したページを追い出すアルゴリズム
LRU(Least Recently Used):最後に参照されてから最も長い時間が経過したページを追い出すアルゴリズム
よって,FIFOは3回,LRUは6回です。
解答
イ