基本情報技術者講座
★ 猫本 1-06 半導体メモリ(その3) ★
基本情報技術者 平成31年春期 問10
A~Dを,主記憶の実効アクセス時間が短い順に並べたものはどれか。
ア | A,B,C,D |
イ | A,D,B,C |
ウ | C,D,A,B |
エ | D,C,A,B |
解説
(頭の準備体操)
主記憶の実効アクセス時間=
ヒット率×キャッシュメモリのアクセス時間+(1-ヒット率)×主記憶のアクセス時間
A:15ナノ秒
B:30ナノ秒
C:0.6×20+(1-0.6)×70=12+28=40ナノ秒
D:0.9×10+(1-0.9)×80=9+8=17ナノ秒
よって,イである。
解答
イ
基本情報技術者 令和4年度6月免除 問12
メモリの誤り検出及び訂正を行う方式のうち,2ビットの誤り検出機能と,1ビットの誤り訂正機能をもつものはどれか。
ア | 奇数パリティ |
イ | 水平パリティ |
ウ | チェックサム |
エ | ハミング符号 |
解説
(頭の準備体操)
ハミング符号:「ECCメモリで,2ビットの誤りを検出し,1ビットの誤りを訂正するために用いるもの」(FE18.1.23)
ECC(Error Check and Correct):メモリに発生したエラーを自動的に訂正する機能
ア | データのビット列の1の数が奇数になるように,パリティビットを付加する方式。1ビットの誤りを検出できる。 |
イ | データの水平方向にパリティビットを付加する方式。1ビットの誤りを検出できる。これに垂直方向を加えた,垂直水平パリティチェックでは,1ビットの誤りを訂正できる。 |
ウ | データ列を整数値の列とみなして合計を求め,これをある定数で割った余りを検査用データに用いる方式 |
エ | 「ECCメモリで,2ビットの誤りを検出し,1ビットの誤りを訂正するために用いるもの」(FE18.1.23)(正解) |
解答
エ
基本情報技術者 平成30年度秋期 問11
メモリのエラー検出及び訂正にECCを利用している。データバス幅2nビットに対して冗長ビットがn+2ビット必要なとき,128ビットのデータバス幅に必要な冗長ビットは何ビットか。
ア | 7 |
イ | 8 |
ウ | 9 |
エ | 10 |
解説
(頭の準備体操)
ECC(Error Check and Correct):メモリに発生したエラーを自動的に訂正する機能
データバス幅:2nビット → 冗長ビット:n+2ビット
データバス幅は,128(=27)ビットなので,n=7
冗長ビットは,n+2=7+2=9ビット
よって,ウである。
解答
ウ